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執筆者の写真midorimaru033

どこにいる?いい男との出会いをタロットで解説する



自分にとっての運命の男性はどこにいるんだろう、どこで出会えるんだろう、本当に出会えるのかな、とまだ見ぬ伴侶を探している人は多いです。


また、悪い男にばかり出会ってしまって男運がない、出会いはあるけど好きになれない、そもそも周囲に男性がいない、なんてパターンもあるのではないでしょうか。


今回は、そんな良い出会いを求めている方のために「いい男との出会い方」について、タロットリーディングの視点から解説していきたいと思います。


1、恋愛運の上昇よりも…?


まず、タロットで占う上で、よく「恋愛運がいいです」とか「モテ期です」みたいな言われ方をするのではないでしょうか。


この「恋愛運・モテ期」は確かにとても重要ですが、正直なところ、自分から積極的に探しに行ったり(合コンや街コンに行くとか?)、好きでもない人ととりあえずデートしてみたり、といった活動が功をなすことが多いです。


そのため、そもそも積極的な人…例えば、受け身ではなく攻めで行動できる人(飛び込み営業しちゃう、ナンパできる、みたいな)は、このような運気をモノにすることができるんじゃないかと思います。


しかし、私が知る限り、自分から積極的にガンガンいける人って、あまり占いに頼ったりしないんじゃないかと思います。


むしろ、こういったアグレッシブタイプの方は、結婚の時期や、復縁とか不倫のご相談をされていることが多いかもしれません。(お付き合いをした、さらに後の段階のお話ですね)


なので、良い男と出会いたい、自分の運命の人と出会いたい、という場合は、いわゆる一般的な恋愛のカードの「恋人」や「カップの2」などより、もっと注目してほしいカードがあります。


それが、小アルカナのソード、ワンド、カップ、ペンタクルスの、それぞれのキングとクイーンのカードです。


2、自分にとっての「いい男」とは?


ところで、あなたにとっての「いい男」とはどんな男性ですか?


背が高くてさわやかで浮気しなくて頭が良くて…などの、それぞれの希望の条件があると思いますが、まずはそれを「より具体的に」思い描いてください


それはもう、リアルに、本当に目の前にそんな人がいるかのような、現実的なイメージを持ってください。芸能人で誰に似てるとか、手をつないだらこんな感じとか、どんな匂いがするかとか。


イメージできましたか?


では、その人と自分が付き合っているイメージをしてください。どうでしょう、あなたは幸せな顔をしていますか?


ここであまり非現実的な男性を思い描いてしまうと、ふたりが並んで立った時にアンバランスになりますし、リアルなイメージができなくなってしまうのではないでしょうか。


例えば、俳優さんに似ているよりも、もっと近所のドラッグストアで働いていそうなちょっと小太りの、年齢はちょっと年上くらいの、眼鏡をかけていて、趣味は休日に山登りをしていて、小型犬が好きで、週末になるとピザを焼いてくれる……


みたいなイメージの方が、実現しやすそうですよね。


この「付き合って嫌じゃない感じ」の「すぐにでも具現化しそうなイメージ」というのが、出会いにはとても重要です。


3、同じ世界のキングとクイーンになる


すべてのカップルがこれに該当するわけではないのですが、似たもの夫婦とか、いっしょにいて違和感がない夫婦、一緒にいて疲れないカップル、長続きするカップル、というのは、同じ世界に住んでいます


同じ世界に住んでいる…というのは、例えば、ドラえもんの世界と、クレヨンしんちゃんの世界は違いますよね(そもそもアニメ作品が違いますので)。


絵が違うというか、世界観が違います。それぞれの世界があって、その世界から飛び出してくることはありません。


ミッキーマウス(ディズニー)だって、ハローキティ(サンリオ)だって、コラボすることはあっても、それぞれのしっかりした世界があります。


つまり、自分がドラえもんの世界に住んでいたとしたら、セーラームーンの世界の住人とはお付き合いしてもうまくいかないわけです。


これは「趣味が合う」とか「相性がいい」とか「地元が同じ」とか、そういう次元の話ではありません。


ただ、とっかかりとしては、趣味や会話の相性、地元が同じ、というのは、見つけるヒントにはなるかもしれません。


「いい男を見つける」となると、まるで不良品の中から優良品を見つけ出すイメージですが(ジャガイモの山の中から傷のないものを選ぶみたいな)、そうではなく、自分が存在する世界と同じ世界にいて違和感がない人を見つける、と言った方が正しいような気がします。


同じ世界の住民と出会って、はじめて、その世界のキングとクイーンになる、というのが、いわゆる運命の出会いなのではないかと思います。


4、ドキドキより安心を


人間の脳の中には「脳内物質」というものが分泌されています。


この脳内物質には種類があり、主に恋愛として感じる脳内物質の代表的なものに「ドーパミン」と「オキシトシン」があります。


■ドーパミン…快楽を感じる脳内物質。恋愛ではドキドキを担当する。興奮、刺激、快感。効果は持続しない。


■オキシトシン…安心を感じる脳内物質。リラックスした気分になる。愛情ホルモンと呼ばれている。


さて、結婚にも繋がる恋愛を希望している人におすすめなのは、上記のうち「オキシトシン」が分泌される恋愛です。


このオキシトシンが分泌されるような安心できる関係、というのは、ドキドキの中にはありません。


むしろ、一緒にいて違和感のない、気兼ねのない、同じ世界の住民であるという感覚の中にあるのだと思います。


5、あなたはどのクイーン?


さて、この世のどこかにいる自分だけのキングを探すとき、まず一番に知らなければならないのは「あなたはどのクイーンなのか?」ということです。


これは、自分がどの世界に住んでいる人間なのかを知る、ということでもあります。(ドラえもんの世界とか、セーラームーンの世界とか)


ソードのクイーン…冷静で合理的な女性。論理的な反面、批判的でもあり、多くを語りません。知的で独立した専門職のイメージ。時に、シングルマザーや未亡人も指します。意志が強く、決断力がある。キリっとして冷たい印象。(自己との対話)


ワンドのクイーン…太陽のように明るく強い女性。カリスマ性があり、肝っ玉母ちゃん、世話好きなおばちゃん素質がある。表裏がなく、喜怒哀楽がはっきりしている。チャキチャキ、情熱的、姉御肌。(社会との対話)


ペンタクルのクイーン…物質的に豊かな女性。安心、安定、動きがゆっくり。母性や寛大さを表す。また、財産やお金を守るだけでなく、分配するという意味もあります。余裕、社会性、奉仕。困っている人をほっとけない。(社会との対話)


カップのクイーン…慈悲深く愛情深い女性。落ち着いた印象で、カップで水(感情)を受け入れる、という意味があります。おとなしく、可憐なイメージ。精神年齢が上の落ち着いた女性、という印象です。思いやり、芸術性、直観。(自己との対話)


これは自分に近いな、と思えるクイーンを見つけることはできたでしょうか。


こちらのヒントだけでなく、実際にカードを見て「このカード、自分に似てる!」と思えるものがあれば、そちらの直観を信じてもいいと思います。


ここで見つけたクイーンがあなたなら、その対となるキングのカードに当てはまる男性を見つけることが、運命の男性を見つけるヒントとなるでしょう。


6、私のキングはどこにいる?


では、自分が〇〇のクイーンに当てはまる、ということがわかったら、次は自分の対となるキングを見つけていきましょう。


とは言え、すでに出会っている人物かもしれませんし、まだ出会っていない人物かもしれません。


あくまでヒントではありますが、以下の4種のキングのキーワードから、まずは身近な男性に注目してみましょう。


ソードのキング…眼鏡をかけている、スーツを着ている、金融、IT、情報系に勤めている。冷たい印象。清潔感がある。細身でシュッとした印象。ズバッと発言する。無慈悲。無口。決断力がある。結果(数字)重視。


ワンドのキング…肉体労働系、体を動かすのが好き、スポーツが好き。よく笑う、太っ腹。頼れる兄貴。情熱、根性。諦めない。旅行というよりも冒険。キャンプが好き、アウトドア系。もしくは仕事好き。人柄重視。


ペンタクルのキング…管理職、ビジネスマン、経営者。組織のトップ。ケチではない。たくさん稼いで、たくさん使う。余裕があるので、ゆったりした態度。実家が金持ちの可能性。財布の管理係。ぽっちゃりの可能性。最終的な実利重視(長期的な目線)。


カップのキング…芸術系、個性的、組織に所属したくない、個人事業主。優しく、懐が深いため相談によく乗る。音楽、絵画、彫刻、映像、美容師。マイペース、温厚。何を伝えたいか、感情重視。


上記はあくまでヒントであって、必ずしも当てはまるものではありません。


7、組み合わせの問題


中には「ソードのキングにソードのクイーンでは、家庭内が冷え切って大変なことになる!バランスが悪い!」と仰る方もいます。


確かにその通りです。


例えば、自分がソードのクイーンに当てはまったとして、バランスをとるためにワンドのキングと一緒になる…というのも、アリです。


これは戦略的であり、自分がどんな人間か知っていないとできない技だと思います。


また、自然と「自分は穏やかな人間なので、しっかり冷静な夫を選んだ」という方も多くいます。それも大正解と言えるでしょう。


「自分はだらしないので、厳しい人と一緒になりたい」とか、またはその逆で「自分はきっちりしすぎているので、ルーズな人と合うだろう」というパターンもあるでしょう。


このように、自分の特性を知ることによって、相手の特性を見て選ぶ、という組み合わせの問題は、運命の相手探しにおいてとても重要です。


カードで例えると面白い


このように、自分の特性をカードに例えて、そこから逆算して自分に合う男性の条件を見つける、というのは今後の恋活や婚活に大いに利用できる技だと思います。


また、自分が理想とするカップル(芸能人や、身近な人でも)をカードに例えて、その関係性を勉強するのも面白いかな、と思います。


あとは、何度かカードをめくっているうちに同じカードが出て、まるで「これがあなたのことだよ」と指してくる場合があって、その人それぞれの「テーマとなるカード」があるのは、占っていてとても面白い瞬間です。


まだ見ぬ運命の相手は、タロットカードにヒントがあるかもしれません。

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